2019年
データを活用したリビングラボの実践的研究
日本デザイン学会研究発表大会概要集
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- 巻
- 66
- 号
- 0
- 開始ページ
- 76
- 終了ページ
- 76
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11247/jssd.66.0_76
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本デザイン学会
<p>近年,生活者と企業が長期的に関わりあいながら,生活者もしくは社会の課題解決のためのサービスを共に創る(共創する)手法であるLiving Lab(LL)が注目を集めている.LLとは,そこに参加する人が,継続的に対話することを通じて,自分たちのことを再認識し,立場の異なる人の意見を知り,新しい気づきを得ながら,課題への解決策を考える過程である.これはすなわち,参加者全員にとっての「相互学習」を通じたデザイン(課題解決)の場であると言える.<br/>他方,情報のデジタル化および収集技術の進展に伴い,社会における「データ」の重要性は急速に高まっている.相互学習を通じたデザインの場であるLLにおいても,データは重要な役割を担う.なぜならば,データは,ある主張・考えを根拠づけること,人が知らなかった事実や情報を伝達することを可能にし,参加者の学習や意識変容を加速させることができるからである.<br/>しかしながらこれまでに,LLにおけるデータの役割や活用方法に関する研究は殆どなく,明らかになっていない.そこで本研究では,「やって→みて→わかる」というデザイン研究の実践アプローチを通じて,これを明らかにしていく.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11247/jssd.66.0_76
- CiNii Articles ID : 130007669343