2011年6月16日
ヒト視運動野の単眼性奥行き視への関与(一般講演,機械学習によるバイオデータマインニング,一般)
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
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- 巻
- 111
- 号
- 96
- 開始ページ
- 79
- 終了ページ
- 84
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
近年の研究から,両眼視差を手掛かりとした3次元物体知覚に視運動関連領域が深く関与することが明らかになってきた.本研究では,前額平行面内で視軸について回転する2次元図形から3次元物体が知覚される,立体運動効果刺激に輝度縞のテクスチャーを付加し,ヒトのMT野とMST野の単眼性奥行き手掛かり統合への関与の有無を検証した.MT野がV1からV3といった初期視覚野やV4と同様に,刺激のテクスチャーの輝度コントラスト依存的な活動を示したのに対し,MST野はV3B,V7,LO野と同様に,3次元物体知覚依存的な活動を示した.このことから,運動,形態,テクスチャーといった単眼性奥行き手掛かりの統合において,MST野が重要な役割を果たしていることが示唆された.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110008746494
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10091178
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110008746494
- CiNii Books ID : AN10091178