共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2024年3月

超小型衛星デモ機を利用した初等・中等教育での探究的な学びのパッケージの開発と実践

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
20H01742
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
16,640,000円
(直接経費)
12,800,000円
(間接経費)
3,840,000円

近年の調査では、科学技術に支えられた現代社会に生きながらも、その基礎となる理科への学習意欲と有用感は日本の高校生では低い事が明らかになった。これは、科学技術が関わる様々な政策を選択する市民の育成の点で大きな問題である。そこで、我々は近年登場した超小型人工衛星に着目した。特に、従来の 超小型衛星を「作る」教育利用から脱し、地上から生徒が「使う」教育利用を検討した。「実際の超小型衛星とほぼ同じデモ機が生徒達と科学技術との距離を縮め、理科の有用感を増す非常に良い教材になる可能性がある」という独自の視点に至った。上記の着想に基づき、本研究では教材としての超小型衛星デモ機を開発する。それを使い 小中高の学校現場で実施できる探究的な学びの教育パッケージを、教育学・教育工学・教育 心理学の知見にも立って開発し、公開する。更に実践を行い、その教育効果を測定する。

ID情報
  • 課題番号 : 20H01742