論文

査読有り
2006年11月1日

マルチホップ無線LANの提案と実装

電子情報通信学会論文誌. B, 通信 = The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers. B
  • 大和田 泰伯
  • ,
  • 照井 宏康
  • ,
  • 間瀬 憲一
  • ,
  • 今井 博英

89
11
開始ページ
2092
終了ページ
2102
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
電子情報通信学会

既存の無線LANのバックボーンネットワークとして無線アドホックネットワークを用いるネットワークコンセプトとしてマルチホップ無線LAN(M-WLAN)が提案されている.M-WLANは任意の場所に個別に提供されたアクセスポイント(AP)を無線リンクで結び,経路を自動かつ自律分散的に構成するネットワークである.端末には従来の無線LANのサービスを提供し,GWとなる端末を設置することで,端末は外部ネットワークへも接続可能となる.M-WLANのアーキテクチャとしてIP中継方式を提案し,その優位性について定期的に評価を行う.さらに,その基本機能を実装し,動作確認を行うことで,本方式における実現可能性を示した.また,M-WLANにおいての端末間スループット,端末がローミングを行うときの経路切換わり時間についても測定した.この結果,同環境でのアドホックネットワークとほぼ同等の性能が得られ,M-WLANの有効性を示すとともに,実装に関する問題や今後の課題を示した.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007379619
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11325909
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/8563317
URL
http://hdl.handle.net/10191/9089
ID情報
  • ISSN : 1344-4697
  • CiNii Articles ID : 110007379619
  • CiNii Books ID : AA11325909

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