MISC

2014年12月

祖父母が捉える孫の役割機能と主観的幸福感との関連

愛知医科大学看護学部紀要
  • 此島 由紀
  • ,
  • 甲村 朋子
  • ,
  • 八島 妙子

13
開始ページ
13
終了ページ
18
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
愛知医科大学看護学部

祖父母が捉える孫の役割機能と主観的幸福感の関連を明らかにすることを目的に、A県内の2ヶ所の老人クラブに参加し、年長の孫の年齢が大学生程度までの高齢者を対象に、田畑らにより開発された「祖父母-孫関係評価尺度(祖父母版)」、およびPGCモラールスケールを用いた無記名自記式質問紙調査を行い、98名(男性46名、女性52名)より有効回答を得た。その結果、孫と同居している祖父母の方が別居に比べ、「祖父母-孫関係評価尺度(祖父母版)」の下位尺度で孫の役割機能を表す5因子(「時間的展望促進機能」「道具的・情緒的援助機能」「存在受容機能」「世代継承性促進機能」「日常的情緒的援助機能」)のうち、「時間的展望促進機能」「存在受容機能」「世代継承性促進機能」を有意に高く捉えており、5つの下位尺度の得点が高いほど主観的幸福感の得点も高く、有意な正の相関が認められた。

ID情報
  • ISSN : 1347-9873
  • 医中誌Web ID : 2015184760

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