2010年3月
高齢者の移動動作時における主観的評価と重心動揺の検討
日本未病システム学会雑誌
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- 巻
- 15
- 号
- 2
- 開始ページ
- 428
- 終了ページ
- 430
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本未病システム学会
トイレ使用時の動作に着目し、高齢患者の動作に対する主観的評価と重心動揺の関連を明らかにし、動作時における看護援助の示唆を得ることを目的とした。自分で起立し立位が保持でき、認知障害のない60歳以上の入院患者38例と外来通院患者10例を対象とした。重心動揺検査システムを使用し、動作時の軌跡長を30秒間測定した。動作はバランス機能評価尺度として用いられているFBSを参考に、立位、しゃがむ、振り返る、椅子からの立ち上がり動作を選択し、それぞれの総軌跡長を測定した。立位時の4項目、しゃがむ、振り返る動作時の5項目の主観的評価の高い者は主観的評価の低い者に比べて、総軌跡長平均値は短くなった。椅子からの立ち上がり動作における総軌跡長は、主観的評価の高低で有意差は認めなかった。
- ID情報
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- ISSN : 1347-5541
- 医中誌Web ID : 2010161915