2017年10月
【明日から役立つ頭頸部領域の核医学-最新情報】FDG-PET/CTによる頭頸部がん化学放射線療法の効果判定
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
- ,
- 巻
- 89
- 号
- 11
- 開始ページ
- 880
- 終了ページ
- 885
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)医学書院
<POINT>PETはCRT後の治療効果判定に有用であり,特に高い特異度は救済手術の判断を行う際の一助となる。治療効果判定目的のPETはCRT終了後10週以降に行い,残存が疑われる場合には救済手術を考慮すべきである。頸部リンパ節は原発巣に比べ偽陰性を生じやすく,PET陰性であったとしても注意深い経過観察が必要であり,必要に応じて頸部エコーなど他の画像検査も併せて施行する。CRT後のplanned NDについては,PET陰性であれば不要との意見や,N stage進行例ではplanned NDを行うべきという意見があり,いまだ議論が分かれている。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0914-3491
- eISSN : 1882-1316
- 医中誌Web ID : 2018015219