長竹 貴広
ナガタケ タカヒロ (Takahiro Nagatake)
更新日: 04/19
基本情報
- 所属
- 明治大学農学部生命科学科 生体機構学研究室 専任准教授
- 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 客員研究員
- 学位
-
博士(医学)(東京大学大学院)
- 研究者番号
- 80608737
- J-GLOBAL ID
- 201801014220185817
- researchmap会員ID
- B000298693
千葉県香取郡大栄町(現・成田市)出身です。
2000年に明治大学農学部生命科学科に入学しました。卒業研究は渡辺寛人教授に師事し、食品成分によるメイラード反応の抑制に関する研究に取り組み、当学科を首席で卒業しました。大学院は東京大学大学院医学系研究科に進学し、医科学研究所にて清野宏教授、福山聡博士に師事し、粘膜免疫学の専門性を身につけ、涙道関連リンパ組織(TALT)や鼻咽頭関連リンパ組織(NALT)の組織形成機構や免疫学的機能を解き明かし学位を取得しました。
大学院修了後は、UHA味覚糖株式会社に入社し食品開発に従事しましたが、2011年よりアカデミアでの研究活動に戻り、京都大学大学院医学研究科にて湊長博教授、濱崎洋子博士(現・京都大学iPS細胞研究所教授)に師事し、博士研究員(ポスドク)として基礎研究に邁進しました。免疫病態を細胞生物学的研究手法から解き明かす専門性を身につけ、血液-胸腺関門の分子機構の解明や、フローサイトメトリーを用いた腸管内分泌細胞の分離法を開発しました。
2013年より、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所にて國澤純教授が主宰する研究室の主任研究員として「免疫・アレルギー・炎症を制御する腸内環境因子としての栄養と腸内細菌」をキーワードに研究に取り組み、メタボローム解析を用いた必須脂肪酸代謝物の免疫制御機能の解明を中心に、食事を介した免疫制御の新たなメカニズムを解き明かしました。
2022年より、明治大学農学部生命科学科の専任准教授として生体機構学研究室を主宰しています。食事による免疫制御の可能性について、代謝に着眼した「脂質免疫学」研究を推進し、免疫応答の制御、アレルギー・炎症性疾患の制御、リンパ組織構築の新規分子機構の解明を目指しています。
経歴
11-
2022年4月 - 現在
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2015年4月 - 2018年3月
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2013年1月 - 2015年3月
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2012年4月 - 2012年12月
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2010年12月 - 2012年12月
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2010年4月 - 2010年12月
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2007年4月 - 2010年3月
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2006年4月 - 2010年3月
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2004年4月 - 2006年3月
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2000年4月 - 2004年3月
学歴
4-
2006年4月 - 2010年3月
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2004年4月 - 2006年3月
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2000年4月 - 2004年3月
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1996年4月 - 1999年3月
受賞
7-
2004年3月
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2002年4月
論文
51-
Journal of the American Chemical Society 2024年1月 査読有り
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International Immunology 2023年11月25日 査読有り
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BMC Complementary Medicine and Therapies 23(1) 281 2023年8月8日 査読有り
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Frontiers in Immunology 14 1111729 2023年4月21日 査読有り
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Scientific Reports 13(1) 2023年4月3日 査読有り
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International Immunopharmacology 117 109852-109852 2023年4月 査読有り
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Frontiers in Molecular Biosciences 10 1097955-1097955 2023年2月 査読有り
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The Journal of Nutritional Biochemistry 112 109219-109219 2023年2月 査読有り
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Nature Communications 13(1) 2022年8月18日 査読有り
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Mucosal Immunology 15(2) 289-300 2022年2月 査読有り筆頭著者
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Frontiers in Pharmacology 12 2021年10月22日 査読有り
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Scientific Reports 11(1) 10426-10426 2021年5月17日 査読有り筆頭著者
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Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 85(6) 1536-1545 2021年4月22日 査読有り
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International Immunology 33(3) 171-182 2020年10月10日 査読有り筆頭著者
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Frontiers in Microbiology 11 561005-561005 2020年9月 査読有り
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iScience 23(9) 101426-101426 2020年7月31日 査読有り
書籍等出版物
38-
「実験医学増刊号: 健康社会を実現する精密栄養学」(羊土社) 2023年6月
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「臨床免疫・アレルギー科」(科学評論社) 2023年6月
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「食品と開発」(インフォーママーケッツジャパン) 2022年2月
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「リンパ学」(日本リンパ学会) 2021年12月
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「日本香粧品学会誌」(日本香粧品学会) 2021年12月
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「腸内細菌学雑誌」(腸内細菌学会) 2021年10月
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「フレイル予防と予防医学(監修:矢澤一良)」(シーエムシー出版) 2021年6月
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「オメガ3脂肪酸の技術と市場(監修:小川順)」(シーエムシー出版) 2021年4月
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「BIO INDUSTRY:抗フレイルと予防医学」(シーエムシー出版) 2021年1月
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「フレグランスジャーナル:肌が持つ力を考究する」(フレグランスジャーナル社) 2020年11月
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「日本生物工学会誌:脂質がつなぐもの; 生物工学的脂質研究が導く新しい学際研究と産業(後編)」(日本生物工学会) 2020年10月
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「BIO INDUSTRY : Omega-3脂肪酸」(シーエムシー出版) 2020年10月
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「脂質・脂肪酸関連物質の使いこなし方-素材開発・機能創生・応用技術-(監修:石井淑夫)」(テクノシステム) 2020年9月
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「FOOD STYLE 21: 腸内環境の改善から全身の健康へ/オーラルケア最新情報」(食品化学新聞社) 2020年3月
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「化学と生物」(日本農芸化学会会誌) 2020年3月
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「糖尿病ケア:スルスルわかる糖尿病と腸内細菌の関係」(メディカ出版) 2020年1月
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「実験医学増刊号:新時代が始まったアレルギー疾患研究」(羊土社) 2019年6月
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「実験医学:食の機能実効分子のサイエンス」(羊土社) 2019年3月
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メディカルレビュー社 2019年2月
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Springer Singapore 2019年2月
講演・口頭発表等
53-
第12回分子状水素医学生物学会大会 2023年8月28日 招待有り
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日本薬学会第143年会 2023年3月27日 招待有り
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第96回日本薬理学会 2022年11月30日 招待有り
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第18回霊長類医科学フォーラム 2022年11月22日 招待有り
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第50回日本免疫学会学術集会 2021年12月9日
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第63回脂質生化学会 2021年6月9日 招待有り
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第25回腸内細菌学会学術集会 2021年6月1日 招待有り
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Chiba University-IMSUT Joint Seminar 2021年1月14日 招待有り
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第43回日本分子生物学会年会 2020年12月3日 招待有り
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第20回日本抗加齢医学会総会 2020年9月25日
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第24回先端科学技術シンポジウム(関西大学) 2020年1月23日 招待有り
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日本薬学会第139年会 2019年3月21日 招待有り
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第6回先進イメージング医学研究会・学術集会 2019年1月11日
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第22回日本ワクチン学会学術集会 2018年12月8日
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第18回日本抗加齢医学会総会 2018年5月26日 招待有り
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第5回先進イメージング医学研究会・学術集会 2018年1月12日
担当経験のある科目(授業)
7共同研究・競争的資金等の研究課題
11-
明治大学 明治大学科学技術研究所重点研究B 2023年6月 - 2026年3月
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一般財団法人田沼グリーンハウス財団 田沼グリーンハウス財団研究助成 2024年4月 - 2025年3月
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公益財団法人持田記念医学薬学振興財団 研究助成 2023年12月 - 2024年12月
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一般財団法人糧食研究会 研究支援 2023年8月 - 2024年7月
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公益財団法人ニッポンハム食の未来財団 研究助成 2023年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B) 2020年4月 - 2023年3月
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日本学術振興会 基盤研究(C) 2019年4月 - 2022年3月
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日本学術振興会 若手研究(B) 2015年4月 - 2017年3月
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日本学術振興会 研究活動スタート支援 2013年8月 - 2015年3月
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日本学術振興会 特別研究員奨励費(PD) 2012年4月 - 2013年3月
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日本学術振興会 特別研究員奨励費(DC1) 2007年4月 - 2010年3月
メディア報道
1-
NHK 「人体」 テレビ・ラジオ番組
その他
9-
2019年11月 - 2019年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。2019年の当研究室では、1回のイベント20分16名程を対象に1日3回のスケジュールで参加型イベントを行った。今年度はUV光を当てると固まる性質を持つ透明レジンを使って、キラキラのアクセサリーを作った。レジンが固まるのを待つ間の魔法の合言葉は、「〇〇ビーム」である。
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2018年11月 - 2018年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2018年は、比重や表面張力に関する実験を行った。コーヒーに牛乳を入れると分離するが、かき混ぜると混ざる。一方、水に油を入れると分離するが、かき混ぜても分離したままである。この違いは何か?について1円玉を様々な液体に浮かべる実験を行って理解した。最後に、色を付けた水と油を使って、オリジナルの飾り瓶を作ってプレゼントした。この飾り瓶はかき混ぜても、、、である。
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2017年11月 - 2017年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2017年は、光の屈折を体験する実験を行った。紙芝居の主人公が3つの課題に挑戦!参加者に実験を行ってもらい課題の答えを導き出して物語のゴールへ。プラスチックコップ、水、園芸用保水剤、コイン、ヤスリ、セロハンテープなど身近なものを使って、3つの異なった実験により異なった観点で光の屈折を体験できる内容とした。(1)園芸用保水剤が入ったコップの背面には何が書かれている?水を入れるだけ!(2)コップの底に置かれたコインの色は?覗かないでもわかる。(3)プラスチックコップに細かい傷がついてコップの背面の文字が読めない。どうしたら読める?
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2016年11月 - 2016年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2016年は、うがい薬の色の変化を見ることで食品中のビタミンCの濃度を測定した。オレンジ、グレープフルーツ、レモンの果汁(搾り汁)と緑茶を用意し、ビタミンC含有量の順位予想をしたのち、参加者が実際に測定(滴定)を行い結果を判定した。一般的にレモンがビタミンCの代表格として認知度が高いが、この中でもっともビタミンC含有量が高かったのは、、、である。
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2015年11月 - 2015年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2015年は、アルギン酸ナトリウムを使って人工イクラを作製した。食紅で色をつけ赤とオレンジの本物のイクラのような色合いを出した。また、紫や青、緑などオリジナルカラーの人工イクラも作製した。私が作製した人工イクラの色は、「紫紺」である。
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2014年11月 - 2014年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2014年は、比重の違いを利用して物質を分ける実験を行った。濃度の異なった食塩水を3種類用意し、それぞれを食紅により色分けした。これらを重層して3層に分離した食塩溶液を作製した。この食塩溶液に種類の異なる野菜を切ったもの(例:さつまいも、大根、人参)を投入し、どの層の位置で静止するかを調べることで、それぞれの野菜に固有の比重があることを学んだ。また、野菜を1つ選び、大中小大きさを変えて切り、大きさが違うと静止する位置がどうなるかクイズ形式で行った。正解は、、、である。
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2013年11月 - 2013年11月研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2013年は、うがい薬の色の変化を見ることで食品中のビタミンCの濃度を測定した。オレンジ、グレープフルーツ、レモンの果汁(搾り汁)と緑茶を用意し、ビタミンC含有量の順位予想をしたのち、参加者が実際に測定(滴定)を行い結果を判定した。一般的にレモンがビタミンCの代表格として認知度が高いが、この中でもっともビタミンC含有量が高かったのは、、、である。