基本情報

所属
明治大学農学部生命科学科 生体機構学研究室 専任准教授
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 客員研究員
学位
博士(医学)(東京大学大学院)

研究者番号
80608737
J-GLOBAL ID
201801014220185817
researchmap会員ID
B000298693

千葉県香取郡大栄町(現・成田市)出身です。

2000年に明治大学農学部生命科学科に入学しました。卒業研究は渡辺寛人教授に師事し、食品成分によるメイラード反応の抑制に関する研究に取り組み、当学科を首席で卒業しました。大学院は東京大学大学院医学系研究科に進学し、医科学研究所にて清野宏教授、福山聡博士に師事し、粘膜免疫学の専門性を身につけ、涙道関連リンパ組織(TALT)や鼻咽頭関連リンパ組織(NALT)の組織形成機構や免疫学的機能を解き明かし学位を取得しました。

大学院修了後は、UHA味覚糖株式会社に入社し食品開発に従事しましたが、2011年よりアカデミアでの研究活動に戻り、京都大学大学院医学研究科にて湊長博教授、濱崎洋子博士(現・京都大学iPS細胞研究所教授)に師事し、博士研究員(ポスドク)として基礎研究に邁進しました。免疫病態を細胞生物学的研究手法から解き明かす専門性を身につけ、血液-胸腺関門の分子機構の解明や、フローサイトメトリーを用いた腸管内分泌細胞の分離法を開発しました。

2013年より、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所にて國澤純教授が主宰する研究室の主任研究員として「免疫・アレルギー・炎症を制御する腸内環境因子としての栄養と腸内細菌」をキーワードに研究に取り組み、メタボローム解析を用いた必須脂肪酸代謝物の免疫制御機能の解明を中心に、食事を介した免疫制御の新たなメカニズムを解き明かしました。

2022年より、明治大学農学部生命科学科の専任准教授として生体機構学研究室を主宰しています。食事による免疫制御の可能性について、代謝に着眼した「脂質免疫学」研究を推進し、免疫応答の制御、アレルギー・炎症性疾患の制御、リンパ組織構築の新規分子機構の解明を目指しています。


経歴

  11

論文

  51

書籍等出版物

  38

講演・口頭発表等

  53

担当経験のある科目(授業)

  7

共同研究・競争的資金等の研究課題

  11

メディア報道

  1
  • NHK 
    NHK 「人体」 テレビ・ラジオ番組

その他

  9
  • 2023年8月 - 2023年8月
    研究紹介、施設見学、女子大生による理系進路フォーラム
  • 2019年11月 - 2019年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。2019年の当研究室では、1回のイベント20分16名程を対象に1日3回のスケジュールで参加型イベントを行った。今年度はUV光を当てると固まる性質を持つ透明レジンを使って、キラキラのアクセサリーを作った。レジンが固まるのを待つ間の魔法の合言葉は、「〇〇ビーム」である。
  • 2018年11月 - 2018年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2018年は、比重や表面張力に関する実験を行った。コーヒーに牛乳を入れると分離するが、かき混ぜると混ざる。一方、水に油を入れると分離するが、かき混ぜても分離したままである。この違いは何か?について1円玉を様々な液体に浮かべる実験を行って理解した。最後に、色を付けた水と油を使って、オリジナルの飾り瓶を作ってプレゼントした。この飾り瓶はかき混ぜても、、、である。
  • 2017年11月 - 2017年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2017年は、光の屈折を体験する実験を行った。紙芝居の主人公が3つの課題に挑戦!参加者に実験を行ってもらい課題の答えを導き出して物語のゴールへ。プラスチックコップ、水、園芸用保水剤、コイン、ヤスリ、セロハンテープなど身近なものを使って、3つの異なった実験により異なった観点で光の屈折を体験できる内容とした。(1)園芸用保水剤が入ったコップの背面には何が書かれている?水を入れるだけ!(2)コップの底に置かれたコインの色は?覗かないでもわかる。(3)プラスチックコップに細かい傷がついてコップの背面の文字が読めない。どうしたら読める?
  • 2016年11月 - 2016年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2016年は、うがい薬の色の変化を見ることで食品中のビタミンCの濃度を測定した。オレンジ、グレープフルーツ、レモンの果汁(搾り汁)と緑茶を用意し、ビタミンC含有量の順位予想をしたのち、参加者が実際に測定(滴定)を行い結果を判定した。一般的にレモンがビタミンCの代表格として認知度が高いが、この中でもっともビタミンC含有量が高かったのは、、、である。
  • 2015年11月 - 2015年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2015年は、アルギン酸ナトリウムを使って人工イクラを作製した。食紅で色をつけ赤とオレンジの本物のイクラのような色合いを出した。また、紫や青、緑などオリジナルカラーの人工イクラも作製した。私が作製した人工イクラの色は、「紫紺」である。
  • 2014年11月 - 2014年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2014年は、比重の違いを利用して物質を分ける実験を行った。濃度の異なった食塩水を3種類用意し、それぞれを食紅により色分けした。これらを重層して3層に分離した食塩溶液を作製した。この食塩溶液に種類の異なる野菜を切ったもの(例:さつまいも、大根、人参)を投入し、どの層の位置で静止するかを調べることで、それぞれの野菜に固有の比重があることを学んだ。また、野菜を1つ選び、大中小大きさを変えて切り、大きさが違うと静止する位置がどうなるかクイズ形式で行った。正解は、、、である。
  • 2013年11月 - 2013年11月
    研究所近隣の小学生や中学生を中心に、全体の参加者は1000名を越える地域に根ざした毎年恒例のイベントである。当研究室では、1回のイベント30分30名程を対象に1日5回のスケジュールで参加型イベントを行っている。 2013年は、うがい薬の色の変化を見ることで食品中のビタミンCの濃度を測定した。オレンジ、グレープフルーツ、レモンの果汁(搾り汁)と緑茶を用意し、ビタミンC含有量の順位予想をしたのち、参加者が実際に測定(滴定)を行い結果を判定した。一般的にレモンがビタミンCの代表格として認知度が高いが、この中でもっともビタミンC含有量が高かったのは、、、である。