論文

査読有り
2001年2月

カプセルゲージおよびグレーティングファイバの照射下ひずみ測定への応用

日本原子力学会誌
  • 加治 芳行
  • ,
  • 松井 義典
  • ,
  • 北 智士
  • ,
  • 井手 広史
  • ,
  • 塚田 隆
  • ,
  • 辻 宏和

43
2
開始ページ
160
終了ページ
167
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.3327/jaesj.43.160
出版者・発行元
Atomic Energy Society of Japan

日本原子力研究所(原研)では材料試験炉(JMTR)を用いて照射下で材料試験片等のひずみを直接測定するための技術開発を行っている。本報告では、カプセル型抵抗線ひずみゲージ及び光ファイバ技術を応用したひずみファイバーセンサーを炉内で使用する場合の耐久性及び問題点の検討のために行った炉外試験及び照射下試験の結果について報告する。カプセルゲージについては、照射の影響によってゲージファクタ自体はほとんど変化せず、ゲージ抵抗値のみが減少し、それに伴ってひずみが減少することがわかった。また原子炉が定格出力中であれば、カプセルゲージの抵抗値の変化率を測定することによって、中性子照射量の推定が可能であると考えられる。光ファイバセンサーについては、炉外試験と同様の温度特性を示すことから照射下での歪み測定の可能性は示されたが、照射後7日後に照射の影響でブラッグ反射波のピークが検出できなくなった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3327/jaesj.43.160
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003910350
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5772
ID情報
  • DOI : 10.3327/jaesj.43.160
  • ISSN : 1882-2606
  • CiNii Articles ID : 130003910350

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