2012年4月 - 2015年3月
臓器中レアメタルの局在と化学形態‐レーザー試料導入質量分析法の生体試料への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 24590760
- 体系的課題番号
- JP24590760
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 4,000,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
レアメタルである希土類のうちセリウム(Ce)とユーロピウム(Eu)の酸化物粒子(1または5μm径)を吸入曝露したマウスの、肺組織における希土類の局在と存在形態(化学形態)を、レーザーアブレーション-ICPMSにより検討した。アブレーションにはフェムトモルレーザーを採用した。肺に分布する希土類の殆どは粒子の状態で沈着したが、一部は溶解することが示唆された。常在元素のCuやZnとは分布が異なった。測定試料として、パラフィン包埋ブロックの薄切と、凍結切片を比較したところ、組織像の鮮明さは前者が優れているが、生の臓器に近い状態を観察するには後者の方が優れていることが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 24590760
- 体系的課題番号 : JP24590760