2013年4月 - 2016年3月
妊婦の蓄積性化学物質曝露による分娩および新生児の健康影響の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究はこれまで安全とされていた5μg/dl以下の妊婦の血中鉛(BPb)濃度と出生体重との関連を明らかにすることを目的とした。
病院産科外来を受診した妊娠初期を対象とした。対象者には質問紙調査、妊娠12週、25週および36週に母体血の採取を行った。分析は3回の採血を行うことができた386名を対象とした。交絡因子を調整した重回帰分析において男児のみ妊娠12週のlogBPbと出生体重に有意な負の関連があった。以上より、妊娠初期の鉛の低濃度曝露が出生時体重低下の危険因子であり、かつ男児の方が感受性が高いことが示唆された。出生体重には多様な因子が影響するため、さらなる疫学および臨床研究が必要である。
病院産科外来を受診した妊娠初期を対象とした。対象者には質問紙調査、妊娠12週、25週および36週に母体血の採取を行った。分析は3回の採血を行うことができた386名を対象とした。交絡因子を調整した重回帰分析において男児のみ妊娠12週のlogBPbと出生体重に有意な負の関連があった。以上より、妊娠初期の鉛の低濃度曝露が出生時体重低下の危険因子であり、かつ男児の方が感受性が高いことが示唆された。出生体重には多様な因子が影響するため、さらなる疫学および臨床研究が必要である。
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- ID情報
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- 課題番号 : 25862205
- 体系的課題番号 : JP25862205