2018年
秘密分散と物理層の信号処理を用いた無線通信の情報保護方式
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
- ,
- 巻
- 12
- 号
- 2
- 開始ページ
- 107
- 終了ページ
- 114
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1587/essfr.12.2_107
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 電子情報通信学会
<p>(k, n)しきい値法の秘密分散は,情報をn個のシェアと呼ばれる分散情報に分散させ,このとき,k個以上のシェアを集めなければ,元の情報を再構成できないようにシェアを構成することにより,情報の紛失と漏えいを抑制する方式である,一方,物理層のセキュリティは,基地局から端末への無線通信において,目標端末の受信条件を良好にし,目標端末以外の端末の受信条件を劣悪にするように,基地局と目標端末の間で協調して信号処理を実施することにより,情報の漏えいを抑制する方式である.本稿では,このような二つの情報セキュリティに関わる方式の基礎を解説するとともに,これらを無線パケット通信の情報保護に適用した構成例とその特性を解説する.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.1587/essfr.12.2_107
- CiNii Articles ID : 130007493248
- identifiers.cinii_nr_id : 9000398279294