2020年4月 - 2024年3月
クローン病患者のセルフケアの再構築を促進させる看護アセスメントツールの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、クローン病患者のセルフケアの再構築を促進させるための看護アセスメントツールを開発することである。2020年度は、第一段階の研究となる、①クローン病患者のセルフケアに関する文献調査、②クローン病患者に看護を実践する看護師へのインタビュー調査、③看護アセスメントツール(案)を作成し看護研究者から助言を受ける、④看護アセスメントツール(第1版)の確定、の4点を行った。
①国内外の先行研究について文献検討し、クローン病患者のセルフケアの特徴を明確にした。
②看護アセスメントの項目・視点を明確にするために、クローン病患者に看護を実践する看護師への個別インタビュー調査を実施した。所属大学および関係機関の倫理審査委員会の承認を得た後、クローン病専門の医療施設に研究協力を依頼した。研究協力の同意を得られた看護師に対し、インタビューガイドに基づき半構成的面接を実施した。新型コロナウィルス感染症による影響を考慮し、対面とオンラインのどちらかよいか、研究協力施設と研究協力者に事前に確認した。最終的に、看護師12名を研究協力者とした。得られたデータについて、質的帰納的に分析をし、カテゴリーを生成した後、共通性のあるものをまとめ7つの枠組みを生成した。今後、分析結果を論文としてまとめる予定にしている。
③①②の結果をふまえ、研究者間で看護アセスメントツール(案)を検討し、作成したものについて、クローン病の看護研究を行う4名から助言を得て、ツールを精錬させた。看護研究者の意見をふまえ、患者の発症時期や発達段階によって看護アセスメントの視点が異なってくるため、「診断後間もない成人期にあるクローン病患者」に適用する看護アセスメントツールを開発することにした。
④③の結果をふまえ、診断後間もない成人期クローン病患者のセルフケアの再構築を促進させるための看護アセスメントツール(第1版)を確定した。
①国内外の先行研究について文献検討し、クローン病患者のセルフケアの特徴を明確にした。
②看護アセスメントの項目・視点を明確にするために、クローン病患者に看護を実践する看護師への個別インタビュー調査を実施した。所属大学および関係機関の倫理審査委員会の承認を得た後、クローン病専門の医療施設に研究協力を依頼した。研究協力の同意を得られた看護師に対し、インタビューガイドに基づき半構成的面接を実施した。新型コロナウィルス感染症による影響を考慮し、対面とオンラインのどちらかよいか、研究協力施設と研究協力者に事前に確認した。最終的に、看護師12名を研究協力者とした。得られたデータについて、質的帰納的に分析をし、カテゴリーを生成した後、共通性のあるものをまとめ7つの枠組みを生成した。今後、分析結果を論文としてまとめる予定にしている。
③①②の結果をふまえ、研究者間で看護アセスメントツール(案)を検討し、作成したものについて、クローン病の看護研究を行う4名から助言を得て、ツールを精錬させた。看護研究者の意見をふまえ、患者の発症時期や発達段階によって看護アセスメントの視点が異なってくるため、「診断後間もない成人期にあるクローン病患者」に適用する看護アセスメントツールを開発することにした。
④③の結果をふまえ、診断後間もない成人期クローン病患者のセルフケアの再構築を促進させるための看護アセスメントツール(第1版)を確定した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10800
- 体系的課題番号 : JP20K10800
この研究課題の成果一覧
絞り込み
受賞
1論文
3-
日本看護科学学会誌 43 738-751 2023年 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
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日本難病看護学会誌 27(3) 62-73 2022年12月 査読有り筆頭著者
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日本慢性看護学会誌 15(1) 1-11 2021年6月 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
講演・口頭発表等
4-
第17回日本慢性看護学会学術集会 2023年9月2日
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第47回日本看護研究学会学術集会 2021年8月21日
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24th EAST ASIAN FORUM OF NURSING SCHOLARS 2021年4月15日
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The 8th Annual Meeting of Asian Organization for CROHN’S & COLITIS 2020年12月16日