論文

2019年6月

妊娠により甲状腺中毒症が増悪し鑑別が困難であった症例

日本内分泌学会雑誌
  • 大野 万葉
  • ,
  • 仲村 優子
  • ,
  • 山田 裕士
  • ,
  • 福田 いずみ
  • ,
  • 杉谷 巌
  • ,
  • 菱沼 昭
  • ,
  • 杉原 仁

95
Suppl.Update
開始ページ
41
終了ページ
44
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本内分泌学会

40歳女性。不育症の精査を主訴とした。血液検査でTSHの感度未満、FT4の高値を認め、Tcシンチグラフィで甲状腺にびまん性の取り込み低下を認め、破壊性甲状腺炎と診断した。その後に妊娠に至り、妊娠中に甲状腺中毒症が増悪した。TRAbが陰性で、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の上昇を認めたが、妊娠一過性甲状腺機能亢進症と考えられた。出産後、123Iシンチグラフィで甲状腺全体の取り込み低下を認めたが、結節影の取り込みが見られ、機能性結節と診断した。出産後も抗甲状腺薬の内服が必要であり、治療抵抗性のため、出産後5ヵ月に甲状腺全摘術を施行した。術中、甲状腺は多発する結節で腫大しており、これを摘出した。病理診断は腺腫様甲状腺腫様の所見で、プランマー病としても矛盾しない結果であった。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J01160&link_issn=&doc_id=20190708500012&doc_link_id=%2Fcq6naibu%2F2019%2F0095s1%2F013%2F0041-0044%26dl%3D0&url=http%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fcq6naibu%2F2019%2F0095s1%2F013%2F0041-0044%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0029-0661
  • eISSN : 2186-506X
  • 医中誌Web ID : 2019331953

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