2010年 - 2011年
水惑星実験を用いた台風発生メカニズムの解明
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 22540449
- 体系的課題番号
- JP22540449
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 3,250,000円
- (直接経費)
- 2,500,000円
- (間接経費)
- 750,000円
- 資金種別
- 競争的資金
地球の全表面が海で覆われた仮想的な「水惑星」で、台風発生と海面水温(SST)分布の関係を、計算機を用いた数値実験によって明らかにした。東西一様で、赤道で最大で両極へ向けて減少する南北対称なSST分布を持つ水惑星では、台風が発生しなかった。東西一様のままSSTを全体的に上昇させた(温暖化)実験でも、台風は発生しなかった。
東西一様な赤道域の一部に暖かいSST領域(+3度の暖水塊)を重ねて与えた実験では、暖水塊の西側低緯度域で台風が発生しやすい環境が形成され、その領域に東へ伝播する強い西風が吹いた時に、赤道をはさんで双子台風が発生した。これは西太平洋でエルニーニョ期に見られる台風発生を説明する。
東西一様な赤道域の一部に暖かいSST領域(+3度の暖水塊)を重ねて与えた実験では、暖水塊の西側低緯度域で台風が発生しやすい環境が形成され、その領域に東へ伝播する強い西風が吹いた時に、赤道をはさんで双子台風が発生した。これは西太平洋でエルニーニョ期に見られる台風発生を説明する。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 22540449
- 体系的課題番号 : JP22540449