2020年10月25日
犯罪発生マップにおける地図表現の実態と閲覧者の認知への影響―配色と分類手法の異なる複数の地図を用いた心理実験―
都市計画論文集
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- 巻
- 55
- 号
- 3
- 開始ページ
- 385
- 終了ページ
- 392
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11361/journalcpij.55.385
- 出版者・発行元
- 日本都市計画学会
<p>都道府県警察が公開する犯罪発生マップでは,カーネル密度地図(KD図)の活用が推奨されている.KD図においては,その配色パターンと階級区分の組み合わせで地図の印象は異なるが,適切な組み合わせは明らかになっていない.本研究では,犯罪発生マップの地図表現の実態調査と,2つの実験により,KD図の配色・分類手法(階級区分)が犯罪多発地域の位置推定と犯罪発生頻度の見積もりに与える影響を明らかにした.実験の結果,等量分類が犯罪多発地域の位置推定を不正確にし,また犯罪発生頻度を多く見積もらせることなどが明らかになった.結果に基づき,犯罪発生マップをKD図で表現する際に留意すべき事項などについて議論した.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11361/journalcpij.55.385
- ISSN : 0916-0647
- CiNii Articles ID : 130007930174