論文

査読有り
2019年12月

我が国の作業療法分野のシングルケースデザインにおける効果量の基準を求めた研究 メタアナリシスの手法を用いて

日本作業療法研究学会雑誌
  • 丁子 雄希
  • ,
  • 小林 隆司

22
1
開始ページ
15
終了ページ
21
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本作業療法研究学会

本研究ではSingle case design(SCD)を用いた我が国の作業療法の介入研究についてメタアナリシスを実施し、介入効果の基準と現状と今後の課題を明らかにすることを目的とした。検索方法は電子データベースとハンドサーチの検索とし、効果量の算出が可能であり、障害種ごとに5編以上の論文を抽出した。結果、「半側空間無視」7編が抽出され、SMD=2.14、PND=68.75、LTD=6.35の効果量の統合結果が得られた。この結果は、我が国の作業療法領域におけるMediumからLargeの効果量を示していたが、杉澤と高橋らの基準ではSmallからMediumに該当していた。今後我が国の作業療法において、効果量の基準を満たすSCDを用いた介入研究を増加させ、効果量の統合や解釈基準を確立させていく必要性がある。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 1882-0948
  • 医中誌Web ID : U515580003

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