2012年 - 2015年
慢性肝炎患者に対する外来看護システムの開発とその有効性の検討
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 24593313
- 体系的課題番号
- JP24593313
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,200,000円
- (直接経費)
- 4,000,000円
- (間接経費)
- 1,200,000円
- 資金種別
- 競争的資金
慢性肝炎患者およびHIV/AIDS患者に対する外来看護の実態調査を行う目的で、まず慢性肝炎患者の外来看護経験が豊富な看護師5名からのヒアリングにより、肝炎看護師に求められるコンピテンシーなどに関する意見を求めたところ、慢性肝炎の治療や看護に関する基礎的な知識を習得するだけでなく、外来看護の理解や外来看護技術(面談など)、外来看護師としての学習方法などに関する習得の必要性があげられた。このヒアリング結果と、外来看護の先駆的実践例であるHIV/AIDSコーディネーターナースによる外来療養支援16項目を参考に、「慢性肝炎患者に対する外来看護の実態調査」および「HIV/AIDS患者に対する外来看護の実態調査」を行い、肝炎看護師が外来看護をどのように実施しているか、また、実施に際しどのような課題があるかについて、外来看護師440名(肝炎看護師80名、HIV/AIDS看護師360名)を対象に調査した。初年度に実施した、内服治療を継続する必要がある慢性肝炎患者に対する調査から、「内服必要性の認識の低さ」「内服に伴う生活上の制限」がアドヒアランス低下に関連しており、慢性肝炎患者に対しては継続的な説明や注意喚起によって内服忘れ等を予防すること、治療開始前から日程調整や対応の工夫、十分な説明やコミュニケーションをとって、個人の生活背景に合わせた治療スケジュールを立てられるよう支援することが必要であると考えられた。外来療養支援16項目には、これらの支援も含まれている。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 24593313
- 体系的課題番号 : JP24593313