2022年3月
新型コロナウイルス感染拡大下の小児看護実習でオンライン形式により実施した患児との「関わり」における学生の体験
札幌保健医療大学紀要
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- 巻
- 8
- 号
- 開始ページ
- 63
- 終了ページ
- 73
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 札幌保健医療大学
新型コロナウイルス感染拡大下の小児看護実習で、A大学看護学科の3年次生13名がMicrosoft365 Teamsの会議システムを用い、学生役の教員の頭部に装着したカメラを通じて患児との「関わり」を実施した(以下、"オンライン実施")。効果的な教育方法を検討するため、学生の"オンライン実施"に対する感想文の記述内容から、患児との「関わり」の体験について明らかにした。結果は、"オンライン実施"の回数・所要時間、教員の頭部カメラを通じた患児および環境の観察、通信状況、"オンライン実施"に向けた取り組み、自己の行動を教員に指示する実施方法、オンライン形式による患児との相互行為、の視点に分類された。"オンライン実施"では、実施に向けた準備の時間の確保、患児や環境に対する距離感の体験、自己の行動の根拠や患児の反応の意味を考えることができていた。一方で、通信上のトラブル、カメラの視野の狭さに困難を感じる体験をしていた。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 2188-7624
- 医中誌Web ID : 2022243955