2017年3月
小学校教員養成課程における音楽技能習得の実践 : コード付け伴奏学習の授業を通して育まれる指導者としての資質
常葉大学教育学部紀要 = Tokoha University Faculty of Education research review
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- 巻
- 号
- 37
- 開始ページ
- 177
- 終了ページ
- 200
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18894/00001315
- 出版者・発行元
- 常葉大学教育学部
小学校では授業はもちろんのこと、学校行事等で各クラス担任が音楽指導を行わなければならない場面があり、教員には音楽の基礎知識のほか、ピアノ伴奏をはじめとした実技技能を身につけていることが求められている。子どもたちが楽しみながら音楽に接し、それぞれの意思や表現力を引き出すことができる伴奏技能を学習することは、豊かな人間性の重要性を認識した教員の育成につながると考えられる。本研究は常葉大学におけるコード付け伴奏学習の取り組みと同学習者を対象に実施したアンケート結果から、小学校の教育現場で音楽活動を行うのに必要な技能として有用なコード付け伴奏習得の実践方法を明らかにすることを目的とした。また、歌唱共通教材のあり方を検証するため、認知度と人気度を調査すると共に楽曲分析を試みた結果、楽曲の人気は認知度や難易度よりも、音楽的要素を感じ取っていることに起因していることが示された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18894/00001315
- ISSN : 2188-434X
- CiNii Articles ID : 120006324560
- CiNii Books ID : AA12667974