2014年4月 - 2017年3月
粘膜免疫における CCL28 の役割の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
CCL28遺伝子欠損マウスでは、大腸粘膜でのIgA産生細胞の減少と分布異常、糞便中のIgA量の著明な減少、および個々のIgA産生細胞のIgA産生量の低下が見いだされ、CCL28は大腸粘膜でのIgA産生に重要な役割を担っていることが確認された。さらにCCL28遺伝子欠損マウスの糞便ではバシラス綱が相対的に増加していた。大腸でのIgA産生量の低下と細菌叢の変化と関連して、CCL28遺伝子欠損マウスではデキストラン硫酸誘発腸炎の増悪が見られ、それは抗菌薬投与で軽減された。
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- 課題番号 : 26460582
- 体系的課題番号 : JP26460582