2017年
石鉄隕石メソシデライトのジルコンの地球化学的研究
日本地球化学会年会要旨集(Web)
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- 巻
- 64th
- 号
- 開始ページ
- ROMBUNNO.3P06(J‐STAGE)
- 終了ページ
- 260
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14862/geochemproc.64.0_260
- 出版者・発行元
- 一般社団法人日本地球化学会
<p>石鉄隕石メソシデライトにはジルコンが含まれることが報告されている。本研究ではメソシデライト中ジルコンの母天体における形成過程を解明するために、全変成度を網羅したジルコンの系統的研究を初めて行った。変成度の異なる5つの試料を用いてジルコンの詳細な構造観察およびLA-ICPMSによる微量元素濃度測定を行った。NWA 8741に関してはEPMAを用いて鉱物観察を行った。ジルコンの周囲には輝石、斜長石、ルチル、シリカ鉱物、トロイライトが観察された。LA-ICP-MSによるREE濃度から得られたREEパターンは先行研究と調和的な右上がりのパターンを示す一方で、非常に低い濃度を示した。このような低い微量元素濃度は石鉄混合時に形成されるジルコンの特徴である。Ti濃度から見積もったジルコンの結晶化温度は約1000℃であり、これは石鉄混合時に生成されたメルトの最終残液が固化する温度を表していると考えられる。</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14862/geochemproc.64.0_260
- J-Global ID : 201802241604401538
- CiNii Articles ID : 130006198737