2020年5月30日
製材業における国産大径材利用の実態と課題
中部森林研究
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- 巻
- 号
- 68
- 開始ページ
- 57
- 終了ページ
- 58
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18999/chufr.68.57
- 出版者・発行元
- 中部森林学会事務局
大径材利用拡大に向けての課題抽出のため,国産材の大口で安定的な需要を支え,国産大径材消費の動向にも影響を与えると考えられる国産材製材協会に着目し,その会員企業の大径材利用実態の把握を行った。その結果,大径材利用拡大に向けては機械の制約が最も大きな課題であること,量の多さと価格の低さという点に関してはスギ大径材が課題となることが明らかになった。一方で,多くの企業が大径材の増加と今後の使用を意識しているため,今後,大径材に対応できる機械の導入や製品の変更といった対応が期待できる。需要が少ないことが課題とされてきた大径材だが,需要は存在しており,製材業において大径材消費拡大の兆しが見られた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18999/chufr.68.57
- ISSN : 1342-971X
- CiNii Articles ID : 120006890071