2021年11月15日
危険運転動画を用いて運転行動を教示するロボットが与える効果
知能と情報
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- 巻
- 33
- 号
- 4
- 開始ページ
- 819
- 終了ページ
- 826
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.3156/jsoft.33.4_819
近年,ロボット関連の技術進展により,教育場面での使用を想定した教育支援ロボットの研究開発が行われている.従来研究では,数学から図画工作などを学習内容としてロボットが学習者に教示することで,学習者に与える学習効果を検証している.一方で,高齢者に対して運転行動の改善を促すロボットなども存在する.運転技術の教材では,実際の運転映像を使用して教示されることが多い.動画などを用いたメディア教材による学習法は,学習者に与える学習効果が高いことも報告されている.しかしながら,ロボットが危険運転動画を用いて教示することが,危険運転動画によるメディア教材単体による学習方法に比べ,学習者に与える学習効果を向上できるかが検証されていない.そこで本論文では,危険運転動画を用いて,ロボットが学習者に運転行動を教示することで,学習者に与える習得度を検証する.本論文における習得度とは,学習後に学習した情報をどれだけ習得しているかと定義する.実験では,危険運転動画を用いてロボットから教示を受ける群と,メディア教材を用いた学習システムから教示を受ける群間を比較する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3156/jsoft.33.4_819
- ISSN : 1347-7986
- eISSN : 1881-7203