2013年3月
認知症グループホームにおけるケアスタッフの心理的ストレス反応と心理的側面の関連
宇部フロンティア大学看護学ジャーナル
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- 巻
- 6
- 号
- 1
- 開始ページ
- 37
- 終了ページ
- 42
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 宇部フロンティア大学人間健康学部看護学科
認知症グループホーム(GH)スタッフの心理的ストレス反応の実態を把握し、心理的側面の検討を行った。心理的側面については、自己効力感と自尊感情で測定をした。対象者はA県とB県の認知症GHに勤務するスタッフ179名(男性21名、女性158名)であった。質問紙調査を行った。質問紙調査の内容は、基本属性、心理的ストレス反応(SRS)、心理的側面だった。全スタッフのSRSの平均点を基準に高SRS群と低SRS群に分類し、基本属性と心理的側面2項目との比較をt検定およびχ二乗検定で行った。その結果、高SRS群よりも低SRS群の方が平均年齢が有意に高かった。自己効力感と自尊感情は、高SRS群よりも低SRS群のほうが有意に高かった。SRS高低群ともに心理的側面の比較では、両群ともに自己効力感と自尊感情との間に正の相関が認められた。健康問題や職場環境が概ね良好であっても、心理的ストレス反応の高低には影響していなかった。
- ID情報
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- ISSN : 1882-9724
- 医中誌Web ID : 2014011240