基本情報

所属
大阪大学 大学院文学研究科 文化形態論専攻 准教授
学位
博士(文学)(大阪大学)

研究者番号
10761215
J-GLOBAL ID
201501095321752922

大学の学部生時代に、カール=オットー・アーペルが提唱した超越論的語用論に興味を持ち、その特異な言語観をどう理解すべきか、という問題を出発点として研究活動を行ってきました。
現時点での結論は次のようなものです。

アーペルと、盟友でありまた論敵でもあるハーバーマスとの差異は、カントとフィヒテの差異に関連付けて理解できると考えられます。言い換えると、超越論的語用論は、カントやヘーゲルに比べて遅れていた、フィヒテの現代的解釈および再評価を(無自覚のうちに)行っていたのだと理解できます。

博士論文に加筆した拙著『超越論的語用論の再検討―現代のフィヒテ主義は可能か―』は、この点を詳しく論じたものです。

現在は、同書で解決しきれなかった課題に取り組むと共に、アーペルやハーバーマスの討議理論の見地から、フィクションやヘイトスピーチといった言語的事象についても考察し、社会問題の解決に寄与することを目指しています。

また、それと並行してフィヒテについての研究も進めています。最近は、フィヒテが事実性と当為ないし規範性についてどう考えていたのかに興味を持っています。


書籍等出版物

  4
  • Steven Hoeltzel(担当:共著, 範囲:Ch. 23 "Fichtean Selfhood and Contemporary Philosophy of Language: The Case of Transcendental Pragmatics", pp. 507-529)
    Palgrave Macmillan  2019年12月 (ISBN: 3030265072) 
  • 嘉目道人
    大阪大学出版会  2017年4月 (ISBN: 4872595858) 
  • Halla Kim, Steven Hoeltzel (eds, Halla Kim, Steven Hoeltzel(担当:共著, 範囲:Ch. 12 "Consequences of the Transcendental-Pragmatic Consensus Theory of Truth", pp. 263-283)
    Palgrave Macmillan  2017年1月 (ISBN: 3319407147) 
  • Daniel Breazeale, Tom Rockmore (ed, T. Rockmore, D. Breazeale(担当:共著, 範囲:Ch. 17 "What is the Unlimited Communication Community? Transcendental Pragmatics as Contemporary Fichteanism", pp. 273-292)
    Palgrave Macmillan  2014年12月 (ISBN: 1137412224) 

論文

  14

講演・口頭発表等

  16

担当経験のある科目(授業)

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  2