2007年12月
児の入院に伴う母親の生活行動における変化と困り具合に関する研究
日本看護研究学会雑誌
- ,
- 巻
- 30
- 号
- 5
- 開始ページ
- 53
- 終了ページ
- 60
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本看護研究学会
本研究の目的は,児の入院に伴う面会・付き添い家族の生活行動(清潔保持・洗濯・食事・睡眠)の変化と困り具合,また困り具合に影響を及ぼす因子を明らかにすることである。小学2年生以下の入院児の面会・付き添い家族を対象に5施設で質問紙調査を実施した。入院児の母親からの回答(n=121)を対象に統計的な分析を行った。付き添い者は,面会者に比べて生活行動の変化が大きく,5段階で尋ねた困り具合が有意に高かった。また,付き添い者を対象に,各生活行動における困り具合(0:困っていない,1:困っている)を目的変数としたロジスティック回帰分析を行なった結果,清潔保持では病棟内で入浴可能な人のオッズ比が低いこと,洗濯では家事サポートがない人のオッズ比が高いこと,食事では入院日数2週間以上の人のオッズ比が高いことが明らかになった。(著者抄録)
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/10026503716
- ID情報
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- ISSN : 0285-9262
- eISSN : 2189-6100
- 医中誌Web ID : 2008078534
- CiNii Articles ID : 10026503716