2018年5月
修士課程における新たな公衆衛生看護学実習:現場との協働による構築
保健師教育
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- 巻
- 2
- 号
- 1
- 開始ページ
- 78
- 終了ページ
- 85
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)全国保健師教育機関協議会
目的:A大学院が実習施設との協働により構築した、修士課程の新たな公衆衛生看護学実習である、地区活動に関する実習と公衆衛生看護管理に関する実習について、その構築過程を報告する。方法:大学院と施設との協働による実習内容と指導体制の構築過程を記述し、実習指導者らに大学院の実習を受けるにあたっての考えや実習指導を経験したことでのメリット等について、半構造化面接を実施した。分析は、記述内容は時間軸で整理し、インタビュー内容は質的記述的分析を行った。結果・考察:地区活動を展開する実習では、エスノグラフィーを用いた地区活動を通して、学生が住民等と健康課題を共有するのが特徴であり、この活動は学生の自立した学習活動と理論やエビデンスを用いた実践により効果が見えた。公衆衛生看護管理に関する実習では、広域的・包括的な活動や組織的・管理的な活動を通して、公衆衛生看護管理の機能と要素を学習するのが特徴であり、既習の実習における保健師の基本的な活動の理解が生かされていた。(著者抄録)
- ID情報
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- eISSN : 2433-6890
- 医中誌Web ID : 2018378246