2020年3月
留学生に対する教育支援活動を通したTA・TFの成長ー大学院生の役割意識と学びの観点からー
大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究
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- 巻
- 号
- 18
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 19
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- DOI
- 10.18910/75887
- 出版者・発行元
- 大阪大学日本語日本文化教育センター
大阪大学短期留学日本語日本文化特別プログラム(メイプル・プログラム)では必修科目として「日本語日本文化専門演習(MDR)」が開講されている。本科目の運営は、教員だけでなく大学院生のティーチング・アシスタント(TA)、またはティーチング・フェロー(TF)が関わってメイプル・プログラムの学生の学びをサポートしており、これによりメイプル・プログラムの学生とTA・TF双方の成長につながることが期待されている。そこで、TA・TFにとって本プログラムにおける活動がどのような学びを得られる場となっているのかを検証するため、2018年度秋~冬学期、2019年度春~夏学期の2学期間にわたり、各学期開始時および終了時にTA・TFに対してアンケート調査を行い、TA・TFの役割意識と学びについて考察した。その結果、2学期間の教育支援活動を通して、TA・TFは自らの立ち位置を変化させ多様な役割を果たすようになること、新しいリーダーシップの発揮のしかたを身につけ実践するようになり、教育指導能力の向上につながっていることがわかった。また、彼らの成長の個人差にはカリキュラムに関わる要因と個人的要因が関係していることが示唆された。
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.18910/75887 本文へのリンクあり
- ID情報
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- DOI : 10.18910/75887