共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2018年3月

新規細胞内分解システム調節分子AMBRA1を用いたMSAの病態解析と治療戦略

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(B)  若手研究(B)

課題番号
16K19503
体系的課題番号
JP16K19503
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

AMBRA1はオートファゴソームの形成に関わる。AMBRA1が多系統萎縮症(MSA)の病態に関わるかどうかを検討した。
免疫組織化学的検討では、MSAでグリア細胞質内封入体ならびに神経細胞質内封入体がAMBRA1強陽性であった。ウエスタンブロット解析では、AMBRA1が有意に増加していた。免疫沈降法では、AMBRA1がαシヌクレインと結合していた。一方、mammalianの細胞を用いた検討では、AMBRA1はαシヌクレイン量に影響することを見出した。MSAにおいてオートファジーに何らかの異常が生じており、AMBRA1を介したオートファジーの活性化はMSAの治療法となり得ることが示唆された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K19503/16K19503seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K19503
ID情報
  • 課題番号 : 16K19503
  • 体系的課題番号 : JP16K19503