Mar, 2010
摂食・嚥下障害ならびに構音障害に対する口腔内補助装置の適用に関するデータベースの構築
日本歯科医学会誌
- Volume
- 29
- Number
- First page
- 72
- Last page
- 76
- Language
- Japanese
- Publishing type
- Publisher
- 日本歯科医学会
日本歯科医学会プロジェクト研究事業は、早急な社会的対応を必要とする歯科関連疾患および障害に対する診療ガイドラインを策定することを目指すプロジェクト型の研究支援事業である。平成19年度の「摂食・嚥下障害、構音障害の口腔内補助装置のガイドラインに関するプロジェクト研究」には日本補綴歯科学会と老年歯科学会からの提案課題が採択され、両学会が協働し、舌接触補助床の適応症、検査・診断、製作・調整方法、効果に関する「舌接触補助床(PAP)ガイドライン(案)」を策定するに至った。診療ガイドラインのエビデンスは、一般的に行われる文献エビデンスとして英文29編、和文43編の論文から66編を抽出するとともに、多研究施設から本プロジェクトとして収集した180症例のデータベースの分析結果から抽出した。PAPの臨床での疑問(Clinical Question)は9項目を設定し、これらのClinical Questionに対するエビデンスに基づいた診療ガイドライン(案)を作成した。(著者抄録)
- ID information
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- ISSN : 0286-164X
- Ichushi Web ID : 2010159626