2011年4月 - 2015年3月
脊髄疼痛機序に対する麻酔薬の薬理機序の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
イオンチャネルだけでなくオピオイド受容体、サブスタンスP受容体などのG蛋白共役型受容体(GPCR)の疼痛機序における重要性が注目されている。脊髄後根神経節(DRG)細胞は、疼痛機序への関与するこれら受容体が存在する。本研究では、DRGにおいてイオンチャネル、GPCRに対する麻酔薬の影響を、パッチクランプ法とカルシウム動態、アフリカツメガエル卵母細胞発現系を用いてこれらの受容体、チャネルへの作用を詳細に解析した。その結果、セボフルランがオピオイド受容体を抑制することが証明できた。また、トラマドールおよび代謝産物M1がTRIPV1には影響をあたえず、TRIPA1を抑制することが証明でした。
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- 課題番号 : 23592263
- 体系的課題番号 : JP23592263