2015年12月31日
言語文化教育は「日本語教育」を越えるか―牛窪論文・三代論文から見る「行く末」の可能性
言語文化教育研究
- 巻
- 13
- 号
- 開始ページ
- 50
- 終了ページ
- 62
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.14960/gbkkg.13.50
- 出版者・発行元
- 言語文化教育研究学会
この稿は,特集論文である牛窪,三代の各論文を受け,さらにそこにある議論を深めていくために「コメント論文」という形で寄稿し,紙面上の「討論」という形で学会の議論を広げていこうとする試みである。まず,前半では『言語文化教育研究』の雑誌がこれまでどのような論調の傾向があったかを過去の掲載論文から分析し,そこにある「実践活動の捉え直し」という特徴に着目し,その日本語教育における研究的意義を述べるとともに,その限界性を述べた。続く後半部では,その限界性を乗り越えるために,近年『言語文化教育研究』紙が日本語教育のみならず多様な教育実践にも触れつつあることを踏まえ,牛窪論文と三代論文が持つこれからの日本語教育を越えた言語文化教育研究としての可能性について市民性教育の観点からそれぞれ論じた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14960/gbkkg.13.50
- ISSN : 2188-9600
- CiNii Articles ID : 130005138490