佐藤 峰

J-GLOBALへ         更新日: 18/10/10 03:27
 
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研究者氏名
佐藤 峰
 
サトウ ミネ
eメール
sato-mine-bnynu.ac.jp
所属
横浜国立大学
部署
大学院都市イノベーション研究院 都市イノベーション部門
職名
准教授
学位
博士(社会人類学), 修士(国際開発学)
科研費研究者番号
20739784

プロフィール

ラテンアメリカを中心とした「貧困コミュニティ」の自立と共生のプロセスの支援について、国際協力、ウェルネス(心身および社会的に良好な状態)、政策と実践をキーワードに主に学際的研究・実践を行っている。

研究分野

 
 

経歴

 
2015年4月
 - 
現在
横浜国立大学教育人間科学部 准教授
 
2014年4月
 - 
2015年3月
文京学院大学(常勤:助教) 外国語学部 助教
 
2014年4月
 - 
2015年3月
青年海外協力隊派遣前訓練 講師
 
2011年10月
 - 
2014年3月
国立民族学博物館(非常勤・共同研究員) 共同研究員
 
2010年4月
 - 
2014年3月
JICA研究所(常勤・研究員) 研究員
 

学歴

 
1999年8月
 - 
2005年5月
カリフォルニア総合研究大学院(California Institute of Integral Studies) 人文学科 社会人類学
 
1991年4月
 - 
1995年3月
津田塾大学 学芸学部 国際関係学科
 

委員歴

 
2017年4月
 - 
現在
白井市総合計画審議委員  白井市総合計画審議委員
 
2015年4月
 - 
現在
Human Development and Capability Association  会員
 
2015年4月
 - 
2017年3月
白井市学童保育第三者委託連絡会  委員
 
2013年4月
 - 
現在
FACE(Friends for Assisting Children’s Education,ネパールの障がい児童への教育支援基金)  運営メンバー
 
2008年4月
 - 
現在
NPO Puedo Leer(ニカラグアのこどものための図書プロジェクト)  支援スタッフ
 

論文

 
開発学の脱脳化へ向けて:2つの世界開発報告の比較検証を通じて
佐藤 峰
国際開発研究   24(2) 7-20   2016年5月   [査読有り]
開発学の研究と実践の根幹にあるはずの、途上国の人々の暮らしぶりを極力ありのままに理解しようという「臨床の知」への立ち返りは、二種類の「脳化」により阻害されていることを議論する。そのために理論的整理および、世界開発報告の比較レビューを行った。
Empowerment through Enhancing Agency:Bridging Practice and Theory through Crystallizing Wisdom of a Third-Country Expert
1-40   2016年5月   [査読有り]
1980年代以降の開発援助政策と実践においては「人々の主体性(Agency)を尊重しその働きを支援する」といういわゆる「当事者主体」の試みが広くなされてきた。しかし主体性醸成そのもののメカニズムや過程の詳細は未だブラックボックスの中にある。本論では事例と理論をつなぎ合わせ、主体性醸成がどのような構造やメカニズムで行われているのかの詳細を、ニカラグアでの試みを対象にした事例研究より明らかにすることを目的とする。
時間をめぐる構想:開発学を学びほぐす
佐藤 峰
東京大学東洋文化研究所紀要      2016年   [査読有り]
近代科学における時間のあり方につき「意識時間」と「存在時間」をキーワードに類型化する。そして異なる時間間隔が、どのように異なる空間感覚・知識・実践を生み出すかを、科学哲学および生命科学の観点より明らかにする。そして、開発援助および開発学への適用を試みる。
Development in Practice   24(7) 840-853   2014年10月   [査読有り]
中進国における貧困ポケットの存在はMDGs達成の大きな障壁となっており、援助依存を助長しな支援が求められている。その支援の一つに、日本の戦後生活改善運動の経験を抽出した「生活改善アプローチ」の試みがある。本項では日本での生活改善運動自体の評価に加え、メキシコやコスタリカなど中南米書地域への適用事例を分析し、主に女性のエンパワメントへの貢献につき検証する。
“A Fresh Look at Capacity Development from insiders’ perspectives: A case study of an urban redevelopment project in Medellin, Colombia”
JICA-RI Working Paper   1-42   2013年3月   [査読有り]
「ドナーの目線」で議論されることの多いCD(キャパシティ・ディベロプメント)を「内部者(援助を受ける社会の人々・行政)の目線」から見つめなおすことを目的とする。そして先進国が途上国から何を学べるかということを事例研究から論考する。

Misc

 
当事者の声を反映させる小さな仕組み作り:開発実践・援助実務・学際研究での試み
佐藤 峰
国際ワークショップ「グローバル支援のための実践人類学」   9-10   2012年12月
ODAの予算削減など困難な状況下、如何に人類学者は「当事者(開発事業の「最終受益者」)の(多様な)リアリティ(=当事者目線)」を開発援助の枠組みに反映していくメカニズムを作る、もしくは既存のメカニズムを強化することで「変化(住民主体の包摂的社会の実現)」」をもたらしていけるのか。本発表では、筆者の経験してきた開発援助の様々な「現場」(①途上国での社会開発の実践(ニカラグアでのJICA長期専門家、パキスタンでの国連職員など)、②先進国での社会開発・人材育成に関係する援助実務(旧国際協力銀行(...
津田塾大学キャリアカフェ:普通の仕事としての国際協力
佐藤 峰
津田塾大学就職支援促進プログラム委員会年次報告書   12-13   2012年3月
過去に津田塾大学で行ったキャリア・プランニング関連の授業・シンポジウムの内容をまとめたもの。
HIV Prevention Strategy for Young People in Pakistan
ユンセフパキスタン技術協力教材   1-30   2006年6月
HIV/エイズに対する正しい知識をパキスタンの若者リーダーに伝えるためのガイドブック(パキスタン)
Guia Metodologia Teatral de Adolesentes
国際協力機構技術協力プロジェクト教材   1-42   2004年8月
思春期若者が社会劇のシナリオを書き、配役をし、実際に劇をつくり上げるための発声や立ち方などのスキルを身につけるためのガイド(ニカラグア)
Memoria de Taller Conocimiento Basico de IEC Para Adolescentes
国際協力機構技術協力プロジェクト教材   (1-42)    2003年7月
思春期若者が地域や大学で思春期リプロダクティブ教育の講義を効果的に設計し、IEC教材を作る方法についてのワークショップの内容を文章化したもの。

書籍等出版物

 
国際貢献と人材育成のあいだ-青年海外協力隊の総合研究
岡部恭宜(編著) (担当:共著, 範囲:第9章「めげずに頑張り続ける力」はどこから来るのか:パネルデータおよびインタビューによる分析(TBP))
ミネルバ書房   2016年   
関根 久雄(著) (担当:共著, 範囲:第10章(援助人材の感情と実践))
春風社   2015年10月   ISBN:9784861104695
途上国における開発や近代化の実践の過程で、時に合理的・理性的な判断を阻害させる場合がある、関係者たちの「感情」。その感情を切り口にし、開発実務者と現地住民の現実に迫る新しい人類学的開発研究。
Whose Perspective Counts?: Context, Subjectivities, Factors, and consequences of Teenage Pregnancy in the Department de Granada, Nicaragua
Scholars Press   2014年3月   
国際開発と協働:NGOとジェンダーの視点
鈴木紀 滝村卓司編  (担当:共著, 範囲:ことば・人・場所をつなぐ:「若年妊娠予防」を巡るニカラグアでの経験より)
明石書店   2013年2月   
開発援助と人類学~冷戦・蜜月・パートナーシップ
佐藤寛・藤掛洋子 編著 (担当:共著, 範囲:「人々のことば」と「開発のことば」をつなぐ試み: 開発援助におけるコミュニケーションを再考する)
明石書店   2011年6月   

講演・口頭発表等

 
「贈与」から見た開発援助:二人のモースからの示唆
佐藤 峰
国際開発学会第17回春季大会   2016年6月11日   国際開発学会
本発表では、エドワード・モースおよびマルセル・モースの人物像・著書・関連研究を中心に「贈与」に関する先行研究を俯瞰する。そして開発研究への共通の示唆を導き出し、その未来形の構想への端緒を掴む試みをする。
「めげずに頑張り続ける力」はどこから来るのか:パネルデータおよびインタビューによる分析
佐藤 峰 ほか
国際開発学会第26回全国大会   2015年11月28日   国際開発学会
本発表では、1977年に心理学者バンドゥラが提唱した「自己効力感」理論により効力予期と結果予期の4分類を協力隊活動の事例に当てはめ、特に効力予期は高いが結果予期が低い状態の協力隊員に注目しつつ、協力隊員が諦めずに努力し続ける要因を定量・定性分析より探る。隊員が帰国後も「グローバル人材」として活躍するために、有益であろう支援策を提言する。
開発学の脱脳化:身体性を軸に
佐藤 峰
国際開発学会第16回春季大会   2015年6月7日   国際開発学会
本発表では「開発学やその実践はともすると意識優先であり、身体や精神はしばしば周辺事項として扱われる「アンバランスな開発モデル」を提供してはいないか。換言すれば「自然と接しながら感覚で感じ取る社会ではなく、頭の中で考え作られた社会」、「脳化社会」が開発学・実践を通じ、途上国社会および人々に再生産していないか。」という問題意識を事例より共有し、違うあり方を、身体性、関係性(精神性)、固有性を軸に、特に身体(身体性・身体知)をキーワードに提案する。
Developmentを捉える知:自己化へのレッスン
佐藤 峰
国際開発学会第25回全国大会   2014年11月29日   国際開発学会
本発表では「大議論をどのように自己化できるのか」、すなわち「日常人と研究者としての自分を統合し、社会を見る自分の眼に学問を役立たせ、臨床の知(中村 1992)とし得るのか」」について、生命誌や哲学の議論、そして発表者の途上国経験より考察し、ポストMDGsでのDevelopmentのあり方を知識想造のレベルから示唆していく。
研究は現実課題対処につながるのか?
佐藤 峰
国際開発学会「地域社会と開発」研究部会   2014年7月5日   国際開発学会
国際開発学会は「(分野)横断的な政策研究組織」として設立され、「本学会の最大の特徴は「実務と研究を架橋する」こととされている。しかし学会大会や学会誌において、学際的あるいは実務と研究の架橋が中心となったセッションは好意的に見ても多数派ではないのが現状であろう。この問題意識のもと、「研究は現実課題対処につながるのか?」という学会のアイデンティティに関わるテーマについての問題提起を自らの経験に重ねて考察する。