2011年
養育スタイル尺度の作成 : 発達的変化とADHD傾向との関連から
発達心理学研究
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- 巻
- 22
- 号
- 2
- 開始ページ
- 179
- 終了ページ
- 188
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11201/jjdp.22.179
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本発達心理学会
本研究では,発達臨床場面における介入や支援における養育スタイルの変化を捉えるための尺度を作成し,養育スタイルの発達的変化とADHD傾向との関連について検討した。ペアレント・トレーニングや発達障害児の親支援の経験をもつ複数の臨床心理士と小児科医師によって,養育スタイルを測定する項目が作成された。単一市内の公立保育園,小学校,中学校に通う子どもの保護者に対する全数調査を行い,7,000名以上の保護者からデータを得た。因子分析の結果,「肯定的働きかけ」「相談・つきそい」「叱責」「育てにくさ」「対応の難しさ」の5下位尺度からなる養育スタイル尺度が作成された。ADHD傾向との関連を検討したところ,肯定的働きかけと相談・つきそいは負の関連,叱責,育てにくさ,対応の難しさは正の関連を示した。また,子どもの年齢による養育スタイルの変化を検討したところ,肯定的働きかけ以外は年齢にともなって非線形に減少していく傾向がみられた。本研究で作成された尺度の発達臨床場面における使用について論じた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11201/jjdp.22.179
- ISSN : 0915-9029
- eISSN : 2187-9346
- J-Global ID : 201102250943262132
- CiNii Articles ID : 110008673546
- CiNii Books ID : AN10229548
- identifiers.cinii_nr_id : 9000017726564
- CiNii Research ID : 1390282680718847616