論文

査読有り 筆頭著者
2017年3月

相手との関係と性が嫉妬喚起場面で生じる感情に及ぼす影響(英文題目:Effects of interpersonal relationships and sex on interpersonal emotions evoked in three jealous situations)

人間学研究
  • 和田実
  • ,
  • 伊藤由貴

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出版者・発行元
名城大学人間学部

本研究の目的は,相手に対する感情(相手との関係)によって,また嫉妬が喚起される領域によって,嫉妬および同時に生じる対人感情に相違があるのかどうかを調べることであった。なお,和田(2015)によると,恋愛の嫉妬ではあるが,嫉妬の性差は一貫した結果が得られていないという。そこで,性差についても検討した。 大学生186名(男性98名,女性88名)であった。男性より女性の方がより嫉妬を感じていた。また,好きな相手よりも嫌いな相手に対する嫉妬が強かった。さらに,嫉妬喚起場面によっても差異がみられた。相手の資質と相手の環境よりも第三者の態度の方が嫉妬が強かった。

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