2017年
既修の知識と技術を統合する多重課題演習とシャドウイング実習から得た3年次看護学生の学び
日本看護科学会誌
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- 巻
- 37
- 号
- 0
- 開始ページ
- 446
- 終了ページ
- 455
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5630/jans.37.446
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本看護科学学会
<p>本研究の目的は,看護の実践現場で生じている多重課題演習とシャドウイング実習(以下統合実習と略す)による学びを明らかにすることである.対象は,A大学の3年次生61名(女性54名,男性7名)であった.データは,実習終了後のまとめの総合レポートで,分析方法は質的記述的方法である.分析視点は,学生は演習と実習を通して何を学んだかとし,学びに関する記述をコード化し,カテゴリ化を試みた.その結果,【メンバー看護師の自立の要件】,【多重課題に対応する実践的思考】【チームナーシングの基盤となるスタッフ間の関係構築】,【病院組織としてのチーム管理】,【多職種チームによる的確な情報交換】等,7つのカテゴリが抽出された.先行研究では4年次生で修得された学びが,本研究では3年次生で同様の学びを得ることが出来た.さらに,各カテゴリが【患者中心の看護の提供】とつながっていた点が,本研究から得られた成果であると考えられた.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5630/jans.37.446
- ISSN : 0287-5330
- CiNii Articles ID : 130006516190
- CiNii Books ID : AN00010260