2013年8月25日
放課後児童健全育成事業における学齢障害児保育の実態と課題 : 巡回相談に関する調査と事例から
障害者問題研究
- 巻
- 41
- 号
- 2
- 開始ページ
- 27
- 終了ページ
- 35
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 全国障害者問題研究会
専門家が現場を訪問して行う巡回相談では,子どもの特徴に合わせた働きかけが見いだされ,よい方向に保育が変化する事例がある一方で,相談に依存し,問題行動に対する即効性の対処法を求め,結果的に有効な支援に繋がらない事例も珍しくない.背景には障害の診断と特徴にばかり目が向いて,子どもの生きづらさへの配慮に欠ける現状がある.指導員への調査からは,問題への対処と保護者対応に相談の支援ニーズが集中し,障害児個人の問題に関心が向いていた.こうした状況を打開する保育として,異年齢集団という学童保育の特徴を生かした集団づくりのなかで,その環境に応じた個別配慮を行い,子どもの生活を豊かにしていく事例を紹介した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009595184
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10413004
- ID情報
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- ISSN : 0388-4155
- CiNii Articles ID : 110009595184
- CiNii Books ID : AN10413004
- identifiers.cinii_nr_id : 9000238774804