共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2017年3月

女性医師の就業継続条件の再検討:独自調査と政府統計のミクロデータによる実証的研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
25460634
配分額
(総額)
5,070,000円
(直接経費)
3,900,000円
(間接経費)
1,170,000円

日本では女性医師の離職が問題になっている。現職からの離職(転職含む)を希望しやすい属性を明らかにした。「就業構造基本調査」(以下,「就調)の2002・2007・2012年調査分の個票データを入手し、医療機関の50歳未満の勤務医2361名を対象に分析した。男女ともに転職経験がある人には、離職希望が見られやすくなった。男性に限定すると、小学校低学年の子供がいることで離職希望が上昇し、個人所得が高いほど離職希望が低下する傾向があった。女性では配偶者を持つことで離職希望が高まる傾向が見られた。本研究からは、以前の離職経験有りが最も離職希望に影響した。多様な女性医師支援策が重要であることが示唆された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25460634/25460634seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 25460634