共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年 - 2015年

認知症患者への緩和ケアに関するベストエビデンス研究

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(C))
  • 今野 理恵
  • ,
  • 中丸 弘子
  • ,
  • 山川 みやえ
  • ,
  • 伊藤 美樹子
  • ,
  • 牧本 清子

課題番号
25463598
担当区分
連携研究者
配分額
(総額)
1,950,000円
(直接経費)
1,500,000円
(間接経費)
450,000円
資金種別
競争的資金

平成25年度は認知症のある高齢者への緩和ケアに関する世界のガイドライン系の文献をシステマティックレビューの方式で検証する計画であった。日本語文献と英語文献どちらも英文・和文の主要データベースを網羅的に検索したが、認知症のある高齢者という対象に絞った場合、緩和ケアに関する専門団体によるガイドラインは日本語文献ではほとんど特定できなかった。さらに、日本語で特定された文献では、緩和ケアの全体像を考慮したものはなかった。英文文献では、英語を第一言語とする国のいくつかで緩和ケアのガイドラインは発表されているが、認知症のある高齢者に対象を絞ったものは、ごくわずかであった。緩和ケア全体のガイドラインの一部を認知症のある対象に割いている国もあった。これら特定されたそれぞれの文献から抽出された主要テーマをJBI-NOTARIを用いてセマティック分析を行った初期分析結果の概要を、国際学会と、Journal of Evidence Based Healthcareに投稿しアクセプト(査読付き)された。現在、英語文献レビューの結果を最終分析し、日本語雑誌へ投稿準備中である。ここまでの研究は認知症のある対象への緩和ケアに関する専門団体の取り組みと既存のガイドラインの状況を、特に英語圏と日本の状況を客観的に検証したものであり、世界的な方向性や認知症における緩和ケアを構成するカテゴリーの理解を明らかにしたものであり、高齢者ケア現場や教育研究者へ緩和ケアの必要性と世界的な方向性を示唆するものである。続いて、認知症の緩和ケアにおける痛みのアセスメントに関するシステマティックレビューのプロトコルは作成中である。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/25463598.ja.html