共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

科学技術と実践情報を統合した高齢者の早期問題予測ツールと最適ケアモデルの開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)
  • 福井 小紀子
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  • 内海 桃絵
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  • 樋口 明里
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  • 吉内 一浩
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  • 前田 一石
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  • 山川 みやえ
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  • 山本 則子
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  • 田中 晴佳
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  • 樋上 容子
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  • 三宅 淳

課題番号
18H03112
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

3年計画の初年度である平成30年度は、まずは、本研究課題に関連する医学、看護学、工学系の関連文献のレビューを行うとともに、「生体データ」として測定する項目とそれらを測定できる機器について、実績のある企業や研究者にヒアリング調査を実施し、情報収集した。これらを通して、「生体データ」として、バイタルデータ(呼吸および脈)と睡眠状態を収集する項目、測定期間、およびそれらを測定するためのセンシング機器を選定した。
併せて、「ケアデータ(観察・判断・介入)」として、文献検討の結果および研究対象機関との討議を基に、睡眠状態、痛み、排泄、ストレス等の項目と測定頻度を選定し、質問用紙を作成した。
また、これらの過程において、研究協力機関として2病院(緩和ケア病棟と回復期リハビリ病棟)を候補に挙げ、院長、医局、看護部長、看護師長、看護スタッフ、事務職員といったそれぞれの方々への繰返しの説明を行い、研究協力の同意を得るとともに、所属大学への倫理申請を行い、承認を得た(H30年7月)。
その後、研究協力機関との相談の下、機器の設置方法、充電持続期間に応じた電池の取り換えの方法、およびコンセントによる転倒防止等の安全確保対策を慎重に行った上で、プレテストとして、対象機関の緩和ケア患者10例および回復期リハビリテーション患者8例に対して、選定した生体データ、観察データ、療養者の主観的データをトライアルで収集した。そして、実践のデータ収集の負担や機器により得られるデータの内容や質のチェックを行うなかで、本調査で使用する機器を選定し、呼吸、脈、睡眠状況、温度、湿度、騒音、照度等を必須の収集項目とすることとした。また、ケアデータについては、電子カルテ記録や看護計画を基に、次年度さらに検討していくこととした。