2016年7月 - 2020年3月
認知症患者のGood Death
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の第一の目的は認知症患者のGood Deathとは何かを明らかにすることである。昨年度までに申請時の予定通り文献レビューと認知症患者の家族・遺族、一般市民、医療者へのインタビュー調査を実施した。
文献レビューは「認知症患者に対するGood Death」とは何かを「Good Death」という単語を直接扱っている論文を精査し、Scoping Reviewという形でまとめた。その後、約1年間で予定症例数の合計50例以上の認知症患者、認知症患者の家族、遺族、医師、看護師、介護職、施設管理者に対するインタビューを終了し、主題分析を行い2018年度の日本緩和医療学会で発表した。またすでに収集済みの認知症患者の終末期医療に関するデータをまとめ、2本の論文が専門誌に採択された。
2018年度はインタビューデータの内容分析を完遂し、その結果を2019年度の日本緩和医療学会で発表予定である。また主題分析・内容分析の結果を投稿準備中である。量的研究に向けて主題分析・内容分析の結果をもとにアンケート用紙を作成し、東北大学大学院医学系研究科倫理委員会の審査の承認を受けた。
研究代表者の宮下が2017年10月~2018年3月まで英国King’s College Londonに科研費国際共同研究加速基金による長期出張となったうえに2018年12月~3月に3度入院したため研究全体の進捗はやや遅れているが、2019年度は倫理審査承認済みの量的研究を完遂する予定である。
文献レビューは「認知症患者に対するGood Death」とは何かを「Good Death」という単語を直接扱っている論文を精査し、Scoping Reviewという形でまとめた。その後、約1年間で予定症例数の合計50例以上の認知症患者、認知症患者の家族、遺族、医師、看護師、介護職、施設管理者に対するインタビューを終了し、主題分析を行い2018年度の日本緩和医療学会で発表した。またすでに収集済みの認知症患者の終末期医療に関するデータをまとめ、2本の論文が専門誌に採択された。
2018年度はインタビューデータの内容分析を完遂し、その結果を2019年度の日本緩和医療学会で発表予定である。また主題分析・内容分析の結果を投稿準備中である。量的研究に向けて主題分析・内容分析の結果をもとにアンケート用紙を作成し、東北大学大学院医学系研究科倫理委員会の審査の承認を受けた。
研究代表者の宮下が2017年10月~2018年3月まで英国King’s College Londonに科研費国際共同研究加速基金による長期出張となったうえに2018年12月~3月に3度入院したため研究全体の進捗はやや遅れているが、2019年度は倫理審査承認済みの量的研究を完遂する予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 16KT0001
- 体系的課題番号 : JP16KT0001