櫻間 瑞希
サクラマ ミズキ (Mizuki SAKURAMA)
更新日: 03/17
基本情報
- 所属
- 中央学院大学 現代教養学部 専任講師
- 学位
-
学士(人文学)(2016年3月 筑波大学)修士(地域研究)(2018年3月 筑波大学)博士(社会科学)(2021年3月 筑波大学)
- 通称等の別名
- 中村 瑞希/Mizuki Sakurama-Nakamura
- 研究者番号
- 40982632
- J-GLOBAL ID
- 201801014397747130
- researchmap会員ID
- B000289113
- 外部リンク
自己紹介&主な関心:
タタール・ディアスポラを主な対象として、エスニシティ、国境を越えた移動と適応、母語と母文化の学習・継承といったトピックに広く関心を持っています。
近年では、世界各地のタタールにとってタタール語はどのように捉えられ、どのように継承されたのか、あるいは、どのような理由から継承されなかったのかを主な問いとして、その背景要因に注目した量的・質的研究に取り組んでいます。また、民族的な境界を生み出す差異にも強い関心を持っています。
なお、私自身はタタール語が継承されなかった日本のコミュニティの出身で、成人してから学習言語としてタタール語を身につけました。茨城県美浦村出身。
2023年度現在の研究状況:
- これまで中央アジア(ウズベキスタン・カザフスタン・タジキスタン)をフィールドに、タタールの母語継承に注目してきました。言語に注目するだけでは限界が見えたので、最近はエスニシティ全般に注目しています。
- 戦争がタタール世界に及ぼした影響にも関心を持っています。
- SNS空間におけるタタール語や、タタール音楽を通じてのタタール語の復興やタタール文化の新たな解釈といったテーマにも注目しています。
連絡先:Researchmapにログインするとメールアドレスが表示される設定にしてあります。
研究そのほか:
上述の研究(本業)のほかに、オオサンショウウオが好きすぎるがあまり、オオサンショウウオと社会のかかわり、文学作品におけるオオサンショウウオの表象についても細々と私的に研究しています。(プロフィール画像はタタール帽を被ってモスクで祈るオオサンショウウオ)
おしらせ:
- 2023年7月、「タタール人」と「タタール音楽」の項目を執筆した、小松久男 [編集代表]『中央ユーラシア文化事典』が丸善出版より出版されました。
- 2023年6月、櫻間瑞希・菱山湧人著『ニューエクスプレスプラス タタール語 電子書籍版』が配信されました。
- 2023年4月、中央学院大学現代教養学部に着任いたしました。
- 2022年12月、櫻間瑞希・菱山湧人著『ニューエクスプレスプラス タタール語』が白水社より出版されました。
- 2022年11月、第9章「タタールスタン共和国によるディアスポラ政策と各地のタタール・コミュニティ」を執筆した、明石純一 [編著]『移住労働とディアスポラ政策:国境を越える人の移動をめぐる送出国のパースペクティブ』が筑波大学出版会より出版されました。
- 2022年9月28日、シラスにて櫻間瑞希×上田洋子「ロシアのなかのマイノリティ民族の世界ーータタールの文化、言語、音楽から」に登壇しました。
- 2022年4月28日、『ゲンロンβ72』にて拙稿「ロシアと、ロシア最大の少数民族タタール――結束と分断の狭間で」が公開されました。
研究分野
4経歴
10-
2023年9月 - 現在
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2023年4月 - 現在
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2022年4月 - 現在
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2021年4月 - 現在
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2018年12月 - 2023年8月
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2021年4月 - 2023年3月
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2021年4月 - 2022年3月
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2018年4月 - 2021年3月
-
2017年4月 - 2020年3月
-
2016年4月 - 2020年3月
学歴
4-
2018年4月 - 2021年3月
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2016年4月 - 2018年3月
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2011年4月 - 2016年3月
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2013年3月 - 2014年3月
論文
11-
日本中央アジア学会報 (17) 58-71 2021年7月
-
筑波大学大学院人文社会科学研究科 博士論文 2021年3月
-
協働会議「文化・民族・言語の多様性とその学際的研究」論文集 61-71 2019年3月
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Татар теле, әдәбияты һәм тарихы: үткәне, бүгенгесе һәм киләчәге 23-44 2018年12月
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中央アジアから見る「人の動き」に対応する人文研究 81-83 2018年9月
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筑波大学大学院人文社会科学研究科 修士論文 2018年3月
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スラヴィアーナ 8(8) 19-36 2016年11月
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Language Situation and Attitudes toward the Tatar Language: A Case of Tatars in Tashkent, UzbekistanКультурные, экономические, технологические контакты и взаимодействие Японии и Татарского мира: история и современность 53-60 2015年12月
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タジキスタン・日本学生フォーラム2014 論文集 109-113 2014年10月
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Jamiyat, madaniyat va tarix 361-365 2013年7月
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Zamonaviy O’zbekiston: bugun va kelajak 244-250 2013年5月
書籍等出版物
6-
丸善出版 2023年7月4日 (ISBN: 4621308068)
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ゲンロン 2023年4月1日 (ISBN: 490718848X)
-
白水社 2022年12月24日 (ISBN: 4560089566)
-
筑波大学出版会 2022年11月22日 (ISBN: 4904074734)
-
パブリブ 2020年2月10日 (ISBN: 4908468419)
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パブリブ 2017年11月10日 (ISBN: 4908468192)
講演・口頭発表等
25-
人間文化研究機構グローバル地域研究推進事業 東ユーラシア研究プロジェクト(EES)国立民族学博物館拠点(宗教とサブカルチャー班)第8回研究会(於 国立民族学博物館) 2024年3月16日
-
シンポジウム「移動・境界・言語」 共同利用・共同研究課題「移民の継承語とエスニックアイデンティティに関する社会言語学的研究」2023年度第2回研究会(通算第8回目)/第33回東京移民言語フォーラム(於 東京外国語大学) 2024年2月26日
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人間文化研究機構グローバル地域研究推進事業東ユーラシア研究プロジェクト(EES)2023年度全体集会(於 神戸大学) 2024年1月20日
-
Татар әти-әниләре конференциясе / Tatar Parents Conference (Alima Academy, Montreal) 2023年8月26日
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日本中央アジア学会2022年度年次大会(於 日本貿易振興機構アジア経済研究所) 2023年3月18日
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ロシアユーラシア文化交流講演会第2回(於 上智大学) 2023年2月23日 日本ロシア学生交流会
-
人間文化研究機構グローバル地域研究推進事業 東ユーラシア研究プロジェクト(EES)国立民族学博物館拠点(宗教とサブカルチャー班)第2回研究会(於 国立民族学博物館) 2022年9月17日
-
日本ロシア文学会:第71回全国大会(筑波大学・オンライン開催) 2021年10月31日
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特別講義「ことばの質的研究入門」(オンライン開催) 2021年9月14日 静岡理工科大学応用言語学研究室
-
AA研共同利用・共同研究課題「移民の継承語とエスニックアイデンティティに関する社会言語学的研究」2021年度第2回研究会/第27回東京移民言語フォーラム(オンライン開催) 2021年9月2日
-
第26回東京移民言語フォーラム(TAFIL26:オンライン開催) 2021年2月27日
-
公開講演会「中央ユーラシアと日本の未来」第2回(於 筑波大学) 2019年7月12日 日本財団「中央アジア・日本人材育成プロジェクト」(筑波大学)
-
日本言語政策学会:第21回研究大会(於 関西学院大学) 2019年6月9日
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文化・民族・言語の多様性とその学際的研究(於 タシュケント国立東洋学大学) 2019年3月16日
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千葉大学文学部公開レクチャー(於 千葉大学) 2019年1月10日 千葉大学文学部
-
中央アジアから見る「人の動き」に対応する人文研究(於 つくば国際会議場) 2018年9月21日
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2018年度日本ロシア文学会 関東支部春季研究発表会(於 早稲田大学) 2018年6月2日
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JCAS次世代ワークショップ「交歓と境界―東ユーラシア、モンゴルとテュルクにおける宴会・酒・ことばをめぐって」(於 東京外国語大学) 2018年2月17日
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日本言語政策学会:第19回研究大会(於 関西大学) 2017年6月18日
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北海道中央ユーラシア研究会:第124回例会(於 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター) 2016年11月26日
MISC
7-
月刊みんぱく・2024年2月号(国立民族学博物館) 18-19 2024年2月1日
-
日本中央アジア学会報 (19) 71-77 2023年7月
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ロシア語ロシア文学研究 54 168-173 2022年10月
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ゲンロンβ 72(ゲンロンαでも公開) 2022年4月
-
FIELDPLUS(フィールドプラス) (22) 16-17 2019年7月
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パブリッシャーズ・レビュー白水社の本棚(No.187 2019年冬号) 2019年1月
-
日本中央アジア学会報 (13) 77-82 2017年7月
共同研究・競争的資金等の研究課題
5-
人間文化研究機構 ネットワーク型基幹研究プロジェクト 地域研究推進事業 2022年4月 - 2028年3月
-
アジア・アフリカ言語文化研究所共同利用・共同研究課題 2021年4月 - 2024年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費 2021年4月 - 2024年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費 2018年4月 - 2021年3月
-
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター スラブ・ユーラシア地域(旧ソ連・東欧)を中心とした総合的研究(共同利用型) 2019年4月 - 2020年3月
主要な受賞
8-
2020年3月
-
2018年3月
-
2018年3月
-
2016年3月
委員歴
4-
2022年9月 - 現在
-
2017年12月 - 2018年3月
-
2014年7月 - 2014年10月
-
2012年7月 - 2012年10月
所属学協会
5-
2015年
-
2016年
-
2018年
-
2023年
担当経験のある科目(授業)
14-
2023年10月 - 現在
-
2023年9月 - 現在
-
2023年10月 - 2023年11月
-
2018年12月 - 2023年8月
-
2016年4月 - 2020年3月
-
2016年4月 - 2020年3月
-
2018年10月 - 2019年3月
-
2017年4月 - 2019年3月
メディア報道
8-
朝日新聞 じんぶん堂 2022年12月15日 インターネットメディア
-
Азатлык радиосы Азатлык радиосы 2022年12月15日 インターネットメディア
-
毎日新聞 毎日新聞(夕刊) 2021年12月20日 新聞・雑誌
-
Азатлык радиосы Азатлык радиосы 2020年12月5日 インターネットメディア
-
Казан федеральный университет 2018年11月3日 インターネットメディア
-
SankeiBiz 2017年12月30日 新聞・雑誌
-
筑波大学 2017年4月21日 インターネットメディア
-
Реальное время 2017年1月26日 インターネットメディア
その他
5-
2016年10月 - 現在サンクトペテルブルク国立大学より発行。ロシア連邦教育科学省認定 ロシア語検定試験 第4レベル(最上級レベル)
社会貢献活動
7