Profile Information

Affiliation
National Institute for Materials Science
Chuo University
Degree
博士(工学)(Sep, 2017, 慶應義塾大学)

Researcher number
20815980
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0002-8107-8285
J-GLOBAL ID
202001017607109628
researchmap Member ID
R000003654

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我々は流体界面現象を紐解くことで、材料の表界面を高機能化する研究を行っています。特に表面のナノ構造および化学特性を調整するによって固液界面の”濡れ性”を制御し、環境・エネルギー・医療分野に貢献する機能性材料の開発を担っています。 これまでの研究では、汚れのつかない反射防止被膜(太陽電池の発電効率の維持や内視鏡レンズの視界維持に利用)、リチウムイオン電池の電極と電解液の濡れ性を制御(高効率な負極ナノ構造体を開発)。長期間塩水に浸漬してもさびない金属用コーティングや、医療用光学センサ(選択的イオン浸透型応答表面)など、バルク特性を表面機能によって高度化する技術を開発してきました。 また、環境問題の解決に強い関心があり、例えば選択的に油を吸い、水をはじく多孔体を構築しました。海上への油の流出事故において油の回収と精製技術に利用できます。 これらの研究はすべて固液界面のダイナミクスの理解に基づく材料設計によって開発されてきました。さらにこのような動的な界面はソフトインターフェイスとして近年注目を集める新しい研究分野です。 界面現象の理解とそれに基づく新規材料の設計を通じて、新たな価値の創造とSDGs、Society 5.0に貢献できる実用技術の開発をを目指しております。


Committee Memberships

  1

Major Papers

  68

Research Projects

  5