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2019年2月17日

幸福と人生のかたち:哲学の観点から

第2回ポジティブ心理学研究会
  • 片岡雅知

等しい総量の瞬間的幸福を含む人生でも、瞬間的幸福が徐々に増加する「上昇する人生」は、徐々に減少する「下降する人生」よりも好まれる傾向がある。この判断が、しかし精確に言ってどのような考えから下されているかを決定するのは難しい問題である。本発表ではこの点をめぐる哲学者の議論を、既存の心理学的知見と突き合わせつつ、幸福の哲学と心理学の接点の可能性を探った。