2021年4月 - 2026年3月
高精度の距離指標を目指した極めて暗いIa型超新星の爆発機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
Ia型超新星は宇宙論的距離における標準光源として利用されるなど、極めて重要な研究背景を持つ天体である。ところが近年になってIa型超新星と似たような特徴を示すにも拘わらず、極めて暗いIa型超新星が見つかってきた。本課題では爆発直後のこの特異なIa型超新星に注目する。初期から広い波長帯での測光分光観測から親星起源の元素や外層の温度進化を調べることで、親星の形態や爆発メカニズムへの制限を行う。さらに観測サンプルを増加させることで、これまで観測例が少なく議論ができなかった特異なIa型超新星の多様性の原因が親星、爆発メカニズムに関連があるか検証する。
主に京都大学3.8mせいめい望遠鏡と広島大学1.5mかなた望遠鏡を用いて、近傍銀河に出現するIa型超新星について可視近赤外線観測を実施した。これらの成果について、現在、詳細なデータ解析を行っている。
主に京都大学3.8mせいめい望遠鏡と広島大学1.5mかなた望遠鏡を用いて、近傍銀河に出現するIa型超新星について可視近赤外線観測を実施した。これらの成果について、現在、詳細なデータ解析を行っている。
- ID情報
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- 課題番号 : 21K13959
- 体系的課題番号 : JP21K13959