2011年1月
無向独立グラフに基づく線形回帰モデルにおける弱併合可能条件
品質
- ,
- 巻
- 41
- 号
- 2
- 開始ページ
- 250
- 終了ページ
- 259
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.20684/quality.41.2_250
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本品質管理学会
本論文では,興味ある要因系変数Xを含む説明変数集合と品質特性Yを目的変数とした観察データが多変量正規分布に従って生成されていると仮定する.このとき,Xを含む説明変数集合からYへの回帰分析を行う状況を考える.第3の説明変数Sの追加・除去によってXからYへの回帰係数の値が変わらないための条件は併合可能条件と呼ばれ,多くの研究者によって研究されている.本論文では,これらの研究とは異なり,無向独立グラフの理論に基づいて,Sの追加・除去によってXからYへの回帰係数の符号が変わらないための十分条件を与える.この十分条件は,「無向独立グラフにおいてYがXとSを分離するならば,Sの追加・除去によってXの回帰係数の符号は変化しない」と記述できる.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.20684/quality.41.2_250
- ISSN : 0386-8230
- CiNii Articles ID : 110008608064
- CiNii Books ID : AN00354769