2013年4月 - 2016年3月
機能的癌幹細胞マーカーCD44vの発現に基づく口腔扁平上皮癌の治療感受性評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では、CD44v の発現やグルタチオン量が臨床において有用であるかを確認するために、セツキシマブ耐性口腔扁平上皮癌細胞を樹立し、親株との性質の違いについて主に細胞内代謝に着目して検討した。
その結果、セツキシマブ耐性細胞では、抗酸化物質グルタチオンの産生を抑えるxCT阻害剤スルファサラジンに対する感受性が高まることが明らかとなった。このことから、スルファサラジンは、セツキシマブ耐性口腔扁平上皮癌細胞に対して高い効果を発揮すると考えられ、セツキシマブ不応症例に対する治療法の一つとなる可能性が示唆された。
その結果、セツキシマブ耐性細胞では、抗酸化物質グルタチオンの産生を抑えるxCT阻害剤スルファサラジンに対する感受性が高まることが明らかとなった。このことから、スルファサラジンは、セツキシマブ耐性口腔扁平上皮癌細胞に対して高い効果を発揮すると考えられ、セツキシマブ不応症例に対する治療法の一つとなる可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25462930
- 体系的課題番号 : JP25462930