2007年 - 2008年
スフィンゴ脂質代謝に着目した抗がん剤の神経障害メカニズムの解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(スタートアップ) 若手研究(スタートアップ)
抗がん剤治療の現場で末梢神経障害は大きな問題となっている。我々は細胞の生と死に深く関与する細胞内情報伝達物質のスフィンゴ脂質に着目して、抗がん剤による末梢神経障害メカニズムを検討した。本研究のために、質量分析装置による高感度スフィンゴ脂質分析法を開発した。神経細胞様の培養細胞を抗がん剤処理したところ細胞死に関与すると考えられる特異的なスフィンゴ脂質(セラミド)が上昇することを明らかとした。
- ID情報
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- 課題番号 : 19890181
- 体系的課題番号 : JP19890181