2009年 - 2011年
リピドミクスによる新規アトピー性皮膚炎バイオパーカーの探索と検証
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
セラミドなどのスフィンゴリン脂質は皮膚角質の主要成分として重要な役割を担っている。アトピー性皮膚炎患者のセラミド含量が減少している。申請者は、細胞中のセラミド(C_<16>-、C_<18>-、C_<20>-、C_<22>-、C_<24>-およびC_<24>:_<1>-セラミド等)を定量するために質量分析装置(LC-MS/MS、MALDI-TOF、LC/MS-IT-TOF)を用いた分析法を確立した。本測定法により、アトピー性皮膚炎の角質のセラミドを構成脂肪酸の長さにより分離分析できた。本バイオマーカーはアトピー性皮膚炎に有用と考えられる。
- ID情報
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- 課題番号 : 21590599
- 体系的課題番号 : JP21590599